最近は、「職業は?」と聞かれたら
「自家製納豆生産者です~!」って答えても違和感ないほど(いやあるけど)しているのが、
納豆作り!第一子のときもそうだったけど、妊娠期間はやたらと日本食が恋しくなる。そして 納豆が食べたくなる。
そんなわたしを見てた相手が、
イギリスに行った時には、ロンドンの日本食店でてんこ盛りに和食食材を買ってきてくれた。
バレンシアのアジア街でも 日本食作りに使えそうな食材をわんさか買ってきてくれた。その上冬休み、バレンシアまで遊びびに来てくれた 友人あやこちゃんも 、
母が預けてくれた食材も含めて スーツケースどんなけ占領すんねん!ってほどたっくさんの日本食材を持ってきてくれたのだ。(見たって この お土産の量!どんなけ持って来てもらうねん!)
周りにここまでしてもらったら、私も自分でできることはせんとね、と 納豆作りを決意!
(大豆は簡単に手に入るから。バレンシア市内では、大豆は500グラムで1ユーロ、てな超お手軽価格。)でも、これ自分だけの決意なら、
手作り納豆のレシピを読んだ瞬間わたしはあきらめてたと思う。だって、本気で手間(とにかく時間がかかる)と忍耐がいるねんで~!(まじよ)
でも、あやこちゃんが バレンシアから日本に帰ったあと、わざわざ 他のプレゼントと一緒に納豆菌を航空便してくれたのです。 この友人の懐の広さと温かさに答えるぞ、というのが、 この面倒くさがり屋の私の納豆作りをがんばらせたのだ。
● 納豆作りにはそもそも大事な4段階あって、
(1)大豆を水に浸しておく(一晩~冬はプラス半日)
↓
(2)大豆を蒸す/煮る(蒸すのが風味的にはベターなのだろうけど、最近はその簡単さに負けて、しかも
それでもおいしいのでわたしは圧力鍋で煮てます。
圧力鍋によって違うだろうけど、うちの圧力鍋だと、大豆500グラムあたり
だいたい15分強火~少し火を弱めて、合計30分くらい。)
↓
(3)納豆菌液をかける または 市販の納豆をまぜる *
↓
(4)保温(オーブン40度前後で18~22時間保温)
↓
(5)その後、冷蔵庫で数日置くと、白い粘々度が増して食べ頃になる!
備忘録として 記しておくと、
● 第2段階でいうと * ここでは、複数のやり方があるよう。
全部試したけど、どれも同じくらいよかった。
【1】<個人的に一番お薦め!>
市販の納豆に砂糖を混ぜて室温で放置。砂糖を餌にして納豆菌が増殖します。
それを室温で放置したもの。具体的なレシピは、
・(1)コーヒーカップに水を入れてレンジでチン(殺菌目的)
・(2)大豆500グラムにつき、熱湯を大さじスプーン6~7に、種になる納豆小さじ1山盛り、砂糖小さじ1弱、を
コーヒーカップのなかでかきまぜる。これで、納豆菌スープのできあがり!
納豆菌は熱に強いので、ここで熱湯を使っても菌が死ぬ心配なしです。
香りがたって、とろとろになるまで手早く混ぜて下さい。これが納豆菌たっぷりのスープです♪【2】市販の納豆とぬるま湯をまぜて、それで納豆菌スープを作る(上の画像がそれ)
【3】蒸しあがった大豆ちゃんに、そのまま、納豆1パックをまぜる。
【4】納豆菌をまぜた煮(蒸)大豆が入った容器に、(ふたなしでしてもちゃんとできたけど)
一応菌の繁殖を助けるために、
ところどころに穴を開けたキッチンペーパーとその上にアルミホイルを軽くかけて
それを、オーブンに入れておよそ1日(夏は18~20時間、冬は24時間くらい)。【5】納豆菌を繁殖させた後、1~2日冷蔵庫で寝かせたら、ネバネバが増します!
● また 第3段階では、絶対に 圧力鍋を使った方がよい。 蒸し器がなくても、圧力鍋に耐久性カップを入れて水をはったら蒸し器ができる、それが やりやすい。
鍋で煮ると10時間くらい煮る作業に付き合わないといけない~!
● 第4段階には、おこたを使う、お湯を入れたペットボトルを使うなど色々みたところ、一番現実的で手間がかからない方法として、私は 電気オーブンを40度くらいにセットしてそれを一晩中つけとくことで対応してます。 後述するけど、オーブンがなかったら、あやこさん情報で知った「炊飯器」も ここでも使える!
● 数回納豆作りをして気が付いた「改善」点は、
・大豆は「小さいお豆さん」の方がよい。理由は、蒸す時間短縮+納豆菌が行き届きやすい。
・鍋で蒸すのは時間がかかりすぎるので、圧力鍋で蒸し器を作るのがよい。が、圧力鍋がないなら、どうも 今世間では「炊飯器 を 活用」して納豆作りができるよう(←これも あやこさまに教えてもらった!) ググっておくれ。
・大豆を水で戻す時に、塩を1つまみ入れるとつやつやになる。+ 納豆菌をかけたあと塩を少し一緒に混ぜると粘々度が増す、という情報も書いてあった、けどこれはまだしてない。
ネットで調べているなかでは、「一度納豆を手作りしたら、もう市販の納豆なんて食べれないわ!」みたいな声もあったけど、手作り納豆のおいしさを実感してるのに言うのもなんだけど、私は普通に買えるなら そっちを選びたいです。(おいおい!!)
だって、上記の青地を見てもらったらわかるように、人手がかかる所だけを見ても、実に2日ほど「納豆作りの最中です」状態、見てえさ、このブログだけで、もうこんなに長くなってしまったやん!
つまり、めんどくさい組には楽ではない作業ではあります。
でも、納豆を手に入れるのが簡単じゃない 中都市以下の規模に住んでる海外在住者や、こだわりたい人にはやっぱり手作りで納豆が気軽に作れるということは、「やる価値のあること」だとも思う( ^)o(^ )。
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