海外にみる、エリート予備軍教育の最先端

みずほ銀行さんとANAさん共同出資によるサイトに、海外に見る21世紀教育、をテーマにした記事を取材執筆させていただきました。

21世紀型の教育って?というのをテーマに取材しました。

わたしが取材したイギリスのキングズ、カンタベリー校は子どもたちが通う学校でもあるので、この学校のいいところは親としてわかっていたつもりでしたが、今回ジャーナリストとして学校を見た時に、今までは思わなかったけれど、学校のいいところが一つ見えました。

その一つが、目指すところが名門大学に入ることでないこと。学校が子どもたちを導くのは学問であって、試験の点をあげるための勉強ではない点。

本文でも触れましたが、今イギリスのパブリックスクールは中国やロシアからの富裕層、イギリスの元植民地のナイジェリア人がたくさん来ていて、パブリックスクールが築いてきたブリテュッシュ・エデュケーションの価値観が揺らいでいる点が問題視されています。

それは確かにそうで、よくよく見てみると子どもたちのクラスメートに両親ともイギリス人である子どもは少数派で、この傾向は年齢が上がるにつれて増えている感じ。

これは学年が上がるにつれて、ボーディング、寮生活をする子どもが増えるので、おのずと国外から来る子どもの割合(非イギリス家庭の子ども)が多くなることに関係しているのですが、国外の金持ち層を引き付けることが今のパブリックスクールの生き残りにかかっている、と言われていて、学校からすると世界中の親たちにわかりやすくアピールできる点は、リーグテーブルでのランキングを上げること。名門大学にどれだけ入っているか、という目に見える数字だけが注目されることになる。

だから学校のなかには試験の結果やを今まで以上に重視してきていて、パブリックスクールの強みであるはずのコーカリキュラム(スポーツや演劇、音楽といったアカデミックではない分野)が軽視され始めたと問題視されてます。

この前、イギリスでよく読まれている経済紙、ファイナンシャルタイムズもイギリスのパブリックスクールのアイデンティティー・クライスを取り上げていました。

でも40代にのった今すごく思うのですが、人生は大学を卒業してからの方が長くてが本番だということ。年齢を重ねれば重ねるほど、机上の勉強から得られる幅ではカバーできないことの方が多いということ。

だからこそ、偏差値至上主義の教育制度で育ってきて 学力至上主義の限界を強く感じている私たちが親になって子育てをしている今は、目に見えないけれど大切なこと、を伝えていく頭に切り替えないとなあと思います。

キングス、カンタベリー校の一人の先生が言ってたことの一つが、すごく的確でした。

「あなたが20歳のとき、今イギリスに住んでてライターをしていると思っていましたか? きっとそうではなかったはず。
でも人生の幸運といたずらが重なって、あなたはここで立派にライターをしている。
今の子どもたちが大人になるスピード世界は、そういうことが人生に何回も起こるでしょう。生涯に何度も違った職業を経験するのが当たりまえの社会でしょう。そのときに自分を支えてくれるもの、どこでも自分についてきてくれる価値感というのは、試験にパスするためにした勉強からではなくて、スポーツや演劇、音楽と言ったそれ以外の分野で学んだことからくるんです。」

子育て真っ最中の親としても、一市民としても考えさせられる投げかけでした。

海外にみる、エリート予備軍教育の最先端、是非読んでもらえると嬉しいです。

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