旅を暮らしにしてきた『遊牧夫婦』の終わりなき旅の終わり

久しぶりに、心を動かされる本に出会いました。

それが、近藤雄生さんの『遊牧夫婦』シリーズの最終巻
終わりなき旅の終わり さらば、遊牧夫婦』。

遊牧夫婦 

「遊牧夫婦」は、近藤雄生さんと妻モトコさんが、
5年におよぶ旅と定住を繰り返して
世界を駆けまわった紀行文であり、

その時々に、立ち止まったり暮らした国々で見えた
世界観や社会情勢、
そこに生きる人を
清々しくあたたかい形で、
または国同士が抱える重要な問題が個人に及ぶ影響へのやるせなさなども含めて、
色々な角度で綴ってある異色の紀行文。

「遊牧夫婦」のパノラマ
(アマゾンの内容文を抜粋・参照)

「旅の中を生き続けたい」。
そう思い、結婚直後に仕事はないまま、
ぼくらは二人で旅に出た。
旅をしながら、住んで、学んで、働いて…。

・遊牧夫婦シリーズ第1巻の『遊牧夫婦
では、バンバリーでイルカ三昧、アマガエル色のバンで北へドライブ、
東ティモール、捕鯨の村……など旅のスタートがつづられています。
男、20代後半、無職。
結婚してすぐに旅に出た二人の新婚生活はどうなっていくんでしょう!?

・遊牧夫婦シリーズ第2巻の『中国でお尻を手術。 (遊牧夫婦、アジアを行く)
では、旅の二年目中国に滞在した2年半の「暮らし」や、
中国だから見えてくる、日本人のあり方や旅先での生活、
働き方など。
夫婦で初めてする2人っきりの定住新婚生活、
先生との日中大議論、寝ゲリ、吃音コンプレックス……

年収30万だった三十路ライターの当時の迷いや不安を
実に素直にそのまま綴っていて
職種は変われど、
著者 近藤雄生さんの告白に共感する人も多いはず。

・そして、最終巻の『終わりなき旅の終わり さらば、遊牧夫婦
では、旅の最後の一年間、中国を出発してユーラシア大陸を横断、
そしてアフリカへいたるまでの日々を届けてます。

5年旅して「夫婦」になっていく夫婦の様子を。
五年におよんだそんな「遊牧」の日々の中で、確信したこと。
「いまは、旅が暮らしになる時代なんだ――」

「一生旅をつづけたい」という出発時の思いは、
ユーラシア大陸を駆け抜けるなかで、いかなる変化を遂げたのでしょうか?

遊牧夫婦シリーズを通して、
わたしは近藤夫婦と一緒に旅をしているような錯覚におちり、
最終巻にいたっては、
「どうやってどこで旅を終えよう…」
なんて、聞かれてもいないのに(おせっかい?)
夫婦と一緒に探しながら、
それくらい入り込んで読んでいました。

それに、この作品が自分にとって特別に響いたことは、
作者の近藤雄生さんが、
そのときの自分(たち)を赤裸々にさらけだしているところです。

吃音、ライターとしての自分、人生を悩み、
これからを悩み、
自分らしい人生をどう作っていけるのか、

同時にそんな自分を活かしたカタチでどう仕事を作っていけるかが
体当たりで告白さているところです。

わたしは近藤さんと同じ年で、
表れるカタチは違いながらも同じようなことを考え、
遊牧夫婦での彼の告白や思いに触れながら、
いつしか
近藤雄生さんの悩みと自分のものを重ねながら、
自分の心中を近藤さんがもっと巧みな言葉で代弁してくれてるような錯覚にも
陥りながら読み進めることとなりました。

遊牧夫婦』から始まって、
中国でお尻を手術。 (遊牧夫婦、アジアを行く)
そして、『終わりなき旅の終わり さらば、遊牧夫婦
壮大なシリーズを読み終えたあと、
また始めから、何度も何度も読んでしまいました。

まだ旅を終わりにしたくなかった?

共感できるところが多すぎて
もう一度文字を追い、自分のなかに落とし込みたかった?

いわゆる「紀行文」といわれる本で、
10代のときに出会って以来、
何回も読み返している本がわたしには二冊あります。

一つは、村上春樹さんの『遠い太鼓 (講談社文庫)』、
そして、もう一冊は、沢木耕太郎さんの『深夜特急』。

そして、今自分にとって人生のなかで何度も読み返すだろう
紀行文がもう一冊加わりました。
『遊牧夫婦』

旅が好きな人にはもちろん、
将来を考えている若い人たち、

将来といわれる時間軸にすでに足を踏み出しているけど
イマイチ本気になりきれてない人たち、

今の毎日、何か変えなきゃって思っていたりしたら
旅うんぬんでなくても、
この本イチオシです!

毎日本気で生きたくなってくる、そんなスパイシーな3冊です。

わたしも、ちょっと本気度上げたくなりました。

今回、夏に帰国する時に遊牧夫婦の最終巻を読むことを
ものすごく楽しみにしていることを知って
近藤さん(こんちゃん)がスペインの自宅まで
著書を贈呈してくれました。

そこに綴ってくれた言葉をみなさんにも贈らせてください。
「限りあるからこそ-」

近藤雄生さんのサイトはこちら。

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