異次元への旅
毎週月曜日の夜を「映画ナイト」として
異次元への旅を間接体験している私ですが
先週と今週の映画セレクションはかなり記憶に残したいものだったので
メモもかねて、その映画の紹介を。。。。
一つは先週見た、『まぼろしの市街戦』
売り上げランキング: 39362

意表を突かれた感動作
昼下がりのB級映画なのですが
反戦のメッセージだけでなく、主人公が患者と過ごす夢のような別世界の奇妙なおかしさ楽しさも魅力。幻想的な詩のようでありながら痛烈な戦争批判。本当に狂っているのは誰なのか?ラストがせつない。
みたいよーみたいよーDVDでー!
異色の反戦映画
-フランス映画で、原題はLE ROI DE COEUR、
私はスペイン語で見たので題名は「Rey Por Inconveniencia」
英語で探す人は、The king of hearts.
この映画は無名に近いほど、多くの人には知られていないんだと思うのね。
けどとっても深い。
第一次世界大戦末期、フランスが舞台で、時限爆弾をしかけられ、町民すべてが逃げだした町に、精神病院とサーカスの動物だけが残されるの。
解放された狂人たちは、町に出て空家に入りこんで夢のような生活をはじめる、
自由に生きはじめるの。
そこに斥候として、またただ一人の正常人として送り込まれた、プランピック二等兵。
彼は善良な狂人たちを避難させようとしたけど、
誰も動かない。結局、彼は最後の数時間を皆と共に楽しむ決心をした。
時限爆弾はどうなるか? 彼らは?・・・・
笑わされ、胸をしめつけられ、泣かされ、そして、思わされる、そんな映画。
機会をもって、是非多くの人にみてほしい。
そして今週見たのは「Bagdad Cafe – バグダッド・カフェ」
OUT OF ROSENHEIM
売り上げランキング: 3756

心技体そろった映画.
完全版よりオリジナル版がおすすめ
夢の中にいるような映画
心を潤す“砂漠のドライブイン”のお話
最後まで鑑賞して初めて答えが見えてくる映画
西ドイツ映画?アメリカ映画?
舞台はアメリカなんだけど監督がドイツ人なんだよね。
そのうまい味わいが映画を通してでてる。
とってもヒューマンな映画で
映画の後はしばらくあったかい気持ちでした。
Bagdad Cafe – バグダッド・カフェは、
旅先で夫と喧嘩別れしたドイツのミセスが
スーツケースをかかえて砂漠?を歩いていてやっと行き着いたBagdad Cafeでの
人びとの交流を描いているの。
人がもたらすサークル、人がいい出会いによってどう変わっていくか
才能の開花って認めてくれる人がいるからできるんだよってことから
心の底に誰もがもっているあったかいものを出してあげること
他の人に注ぐことで、
固さがとれるんだよ、っていう
それは初めは拒否が入っても
意味がとっても深いことなんだよ、という。
ああよかった。
Bagdad Cafe映画全般に流れる挿入歌、Calling you
http://jp.youtube.com/watch?v=UHkW0Cw5w94
是非聞いてください。
いい映画を観ている時間と空間は
異次元への旅行のようで
ほんとうに心地がいい。
機会があれば是非この2つの映画、ご覧になってみてください。
DVDでも部屋暗くしてロウソクとアロマオイル炊いて、
いい週末の過ごし方かも。
大田朋子
http://tomokoota.exblog.jp/
(ブログ、こちらへアドレス変更をお願いします!)
http://kaigai.her.jp/